乾燥肌 治療：乾燥肌の対処法

治療が必要な乾燥肌があります。

乾燥肌の中でもあまりに酷い場合には治療が必要となることがあります。

・洗顔や入浴に気をつけている
・スキンケアをしっかりとしている
・規則正しい生活をしている　
・充分な栄養をしっかりと食事から摂っている
これらの基本的な乾燥肌のケアや対策をすべて行っていても、乾燥肌が長期間に及んだり、改善しない場合や悪化してしまうという時には病院での治療が必要となってきます。

悪化した乾燥肌はひび割れなどを起こしたり、出血したり、ぐじゅぐじゅと炎症を起こしてしまう状態になってしまいます。
肌の保護に必要な皮脂が足りていない乾燥肌で、このように乾燥肌が悪化してしまうと、細菌や雑菌などに感染してしまうこともあるので、おかしいなと思ったらすぐに病院へ行きましょう。

また、乾燥肌の治療が必要かどうかを判断するために受診をお勧めしたいのが乳幼児などの子供の乾燥肌です。
乳幼児は乾燥肌を起こしている場合に「アトピー」などのアレルギー性疾患を持っていることがあります。
アレルギーの元となるアレルゲンの特定をするだけでも乾燥肌によるかゆみなどを軽減することができるので、子供の乾燥肌では治療の必要があるかないかを問わずに一度病院へ行くことがベストです。
ただし、あまり小さい子供の場合には、乾燥肌の原因が特定できないこともあるので時期を待ったり、セカンド・オピニオンなどで対処していきましょう。

乾燥肌の治療にはステロイド剤と呼ばれるお薬を使うことがあります。
このステロイド剤は特殊な部類のお薬です。
勝手に他の乾燥肌の人へ譲ったり、貰ったりしないように気をつけましょう。

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乾燥肌の治療に使う薬について知っておこう

乾燥肌の治療を受ける前に市販の薬で乾燥肌そのものやかゆみ、炎症などを治そうと思って薬局へ行くというケースでは、以下の成分が含まれているかどうかをチェックしておくと良いと思います。
・尿素
　水分保持力を高めて角質などの硬くなった皮膚を柔らかくします。
・ヘパリン類似物質
　血行を良くする作用と保湿で肌の乾燥を防ぎます。
・リドカイン、塩酸ジフィンヒドラミン、クロタミトン
　この三種類の成分は「かゆみ」に効果的です。
・グリチルリチン酸
　乾燥肌で炎症を起こした場合に抑えてくれる効果があります。
・ビタミンＥ（酢酸トコフェロール）
　肌の毛細血管の血流を良くします。

市販の乾燥肌用のお薬でも、微量ですが「ステロイド」を含んでいるものもあります。
ステロイド剤については、病院での処方薬での乾燥肌の治療への使用が理想的です。

乾燥肌の治療を病院で始めた人の処方薬では、乾燥肌の程度に応じて「非ステロイド剤」と「ステロイド剤」を使い分けます。
市販薬と同じ成分の薬を治療薬として処方される場合もありますが、処方薬では治療用として市販薬よりも乾燥肌へ有効な成分が多く含まれているという特徴を持っていることがあります。

具体的には「ワセリン」「尿素」「プロペト」「ヒルドイド」などで保湿治療をしたり、「レスタミン（抗ヒスタミン薬）」「オイラックス」などで乾燥肌のかゆみへの治療を行います。
また乾燥肌の治療には外用薬だけでなく、内用薬（内服薬）を用いることもあります。

市販薬も処方薬もどんな成分が入っているかを調べてみると乾燥肌のどの部分を治療しているのかの目安にもなりますね。

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乾燥肌の治療、漢方を使って体質改善ができる！

乾燥肌の治療の中で"体質改善"を勧められる場合もあります。
その場合に多くには通常の乾燥肌の治療のための処方薬と一緒に漢方薬を処方されることがあります。
また病院での治療中でなくても自分で市販の漢方薬を使いながら乾燥肌になりにくい体質へと体の内側からのアプローチをしている人もいます。

漢方薬についても他の薬と同様に、市販薬と処方薬では成分の含有量に差があることが特徴です。
市販薬よりも処方薬の方が漢方薬でも治療に必要な成分が多く調剤されています。

また病院によっては漢方薬を処方しない乾燥肌治療を方針としていることもあるので、その場合に漢方薬を使いたいという時は「漢方薬局」に相談してみると良いでしょう。

漢方は言わずと知れた天然の植物や動物から作られているナチュラルな薬です。
処方される場合には「体質にも乾燥肌の症状にも個人差がある」という前提での診察が行われます。
漢方医学の見地からの乾燥肌の原因や体質を踏まえて漢方薬を処方することや、治療によって改善してきた乾燥肌や体質に合わせて漢方薬の種類を差し替えていくこともあります。
ナチュラルな分だけ効果が出てくるまでにある程度の時間が必要ですが、乾燥肌の治療としての"体質改善"には、食事やサプリメントと共に漢方薬という手段があるということを知っておくと、乾燥肌の治療の上で役立つこともあると思います。

「漢方薬には健康保険が適用されないのでは？」と思っている人が多いようですが、病院で処方された漢方薬であれば健康保険は適用されます。
漢方薬局については「健康保険が適用できるか」を問い合わせておくと安心です。

乾燥肌の治療に使われる"ステロイド"は本当に怖い？

乾燥肌の治療において、乾燥肌の度合いが酷い場合や「アトピー性皮膚炎」を発症しているという診断がある場合には、治療薬として"ステロイド"という成分を含んだ薬を使って治療していくことがあります。

"ステロイド"＝「よく解らないけれど怖いと聞いたことがある」

そんな風に思っていても、乾燥肌の治療で必要と判断された場合に、"ステロイド"の薬の何が怖いのか、また効果はどうなのかなど解らないままに使ってしまうよりも、"ステロイド"を使った乾燥肌の治療ののメリットとデメリットや正しい使い方を知っておくことの方が大切ではないかと思います。

●"ステロイド剤"のメリットとは？
ステロイドには「副腎皮質ホルモン」という体の機能と同じ『皮膚病の改善』という働きがあります。
ただ「副腎皮質ホルモン」は微量しか分泌されないことと、体内でしか生成されないということがあるので、乾燥肌の治療において「副腎皮質ホルモン」を助け、代わりにするためにステロイドを用います。

●"ステロイド剤"のデメリットとは？
ホルモンに関係しているステロイドは、「免疫力の低下」「生理痛」「慢性的な疲労」など個人差はありますがホルモン系列に関わる副作用を起こすことがあります。
また長期間使用していると、本来「副腎」が分泌する「副腎皮質ホルモン」がステロイドを頼ってしまい分泌されないという状態になってしまうこともあります。

このように乾燥肌でステロイド剤を用いた治療をする場合には、まずメリットとデメリット、医師の定めた用法をしっかりと守ることがとても大切なことになります。
心配がある場合にはすぐ医師と相談するのがベストです！

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皮膚科の治療を受けた方が良い乾燥肌の症状とは？

乾燥肌になってしまった場合にスキンケアやサプリメント、漢方やアロマなど、情報媒体を元に自分で改善しようと頑張る人がほとんどではないかと思います。

そこで一番決断しにくいのは「どの程度の乾燥肌が皮膚科などでの治療が必要か」という自己流の乾燥肌改善から、皮膚科医の専門的な治療への切り替えのタイミングではないでしょうか？

乾燥肌でも「カサつくだけ」「普段より肌が乾燥しているかな？」というくらいの感じで、乾燥肌自体があまりストレスにならなければ、まだ皮膚科の治療などは受けなくても大丈夫だと思います。

皮膚科を受診して治療が必要となるポイントは次のような場合です。
【毎年乾燥肌になる】
【顔だけでなく全身が乾燥肌になってしまう】
【かゆみが酷く、掻きむしってしまう】
【肌がじゅくじゅくとした炎症を起こしている】
【乳幼児～小学生の「子供の乾燥肌」】
上記に挙げた項目以外でも、「これはちょっとおかしいのでは？」という乾燥肌の症状が現れた場合には、すぐに皮膚科の受診をしましょう。
「乾燥肌だからこれくらいは仕方ない」と思っていることが、実は肌だけの問題ではなく、他の病気からのサインになっていることもあります。

適切な治療をしてもらうためには、皮膚科の受診や治療の前に「いつ頃からどのような症状が起きているか」「食事の傾向」「生活習慣」「自分で行ってみた乾燥肌改善方法」などを思い出せるだけメモに書き出すことで、初めての皮膚科の受診でも言い忘れがなくなり、診てくれる皮膚科の先生もあなたの情報を把握した上で治療方針を決めていくことができます。
治療が始まってもメモをつけておくと改善の目安などになります！

乾燥肌を適切に治療したい！病院選びのポイントは？

乾燥肌の治療については、診察するお医師さんの見解も異なる上に、乾燥肌そのものの症状や原因にかなりの個人差があると言われています。

乾燥肌を治療していく過程では、最初はその時出ている症状である「乾燥」や「かゆみ」「炎症」などに薬を使って症状を抑える治療の必要があると判断される場合が多いようです。
　
一度症状が緩和してきた場合には、治療として「薬のみ」ということでは乾燥肌の根本的な改善は難しいという考え方のお医者さんも多く、その場合には体質改善や生活習慣・食生活へのアドバイスをしながら、乾燥肌が再び悪化しないように薬を使った治療をしていくスタイルのお医者さんの方が、一見頼りないように見えますが"薬ばかりに頼らない"という私たちの本来の健康に気をつけた治療をしてくれるのです。

勿論、重篤な乾燥肌の場合やアトピーを発症している場合には、お医者さんの治療方針や薬の使い方も違ってくるので、やはりここでも個人差が出てきます。
ただ、いくら重篤な乾燥肌の治療と言っても、長期間に渡って薬のみを処方するだけだったり、薬と体のバランスをみるための定期的な血液検査をしないという病院では、『セカンド・オピニオン』で他の病院の受診をしてみた方が良いかもしれません。

乾燥肌を治療する良い病院選びの大きなポイントは「薬だけで治療しようとしていないか」「そもそも乾燥肌を引き起こしている原因を説明してもらえるか」「長期間、投薬のみの治療だけでないか」「セカンド・オピニオンを嫌うか」などがあります。

事前に調べておくことよりも、病院に通って治療をしていく上でチェックしていくポイントが多いということもあります。

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乾燥肌だと思っていたら"アトピー"だった！治療はどうなるの？

乾燥肌の治療のために病院を訪れたら「アトピー」と診断されたという人も中にはいます。
特に乳幼児や子供などの乾燥肌では、適切な治療を受けるためにも感想肌の状態が続く場合には病院で診てもらう方が良いとされていますが、これは乳幼児・子供の乾燥肌の裏側に「アレルギー」や「アトピー」が潜んでいることがあるということからです。
乾燥肌の治療過程で「アトピー」などの診断が降りた場合には症状として現れている乾燥肌を引き起こす"原因＝アレルゲン"を特定することや可能な限り取り除くことが大切です。

乾燥肌なら子供や赤ちゃんは一度病院へ行くのが良い、と多くの人が意見しているのはもしも「アレルギー」や「アトピー」だったら、アレルゲンをそのままにしておくことが危険なことになる可能性が高いからです。

また、乾燥肌の治療をしていく内に「アトピー」と診断されるのは子供ばかりではなく、成人していても突然発症してしまうということもあります。
この場合も原因となるアレルゲンを生活から取り除きながら治療していくという方法になるでしょう。

「アトピー」の治療においては薬を使うこともありますが、やはり肌を刺激しないことや食べ物、生活習慣、ストレスなどの色々な日常に関わることを医師の指導の下で改善したり変化させていくことも治療の一環であると考えてください。

乾燥肌を治療するという場合には私たちにも個人差がとても大きく広範囲に渡っているので、辛いと感じたり、あまりにも感想肌が長引いたりする時、また乳幼児や子供の場合には病院へ行くことが良い方法になると思います。

乾燥肌の乳幼児の治療について

乾燥肌で気をつけたいのは"乳幼児"に現れるカサカサとした乾燥肌の症状です。
乳幼児の肌は「とてもみずみずしい」というイメージがあるのですが、実はとても皮脂の分泌が少ないため、大人が乾燥肌を起こさないような環境でも乳幼児の方が敏感に乾燥肌を起こしてしまうことがあります。

また皮脂の分泌は少ないのですが、乳幼児はよく汗をかくので、お風呂上りや夏場にスキンケアをして乾燥肌の予防や対策をしてあげることが必要です。

乳幼児においての乾燥肌の治療の必要の有無は、次の項目に当てはまる場合を参考に病院を一度受診して、医師による治療の判断や家庭での環境へのアドバイスなどをもらった方が良いでしょう。
・「顔や首がカサカサになる」
・「顔や首にじゅくじゅくした湿疹ができる」
・「スキンケアを行っていても、カサつきや湿疹が治らない」
・「乳幼児が自分でかきむしって傷だらけになっている」
・「就寝時に体が温まることでかゆがって眠れない」
・「耳の付け根が切れてしまう（「耳切れ」と呼ばれます）」
生後２、３ヶ月くらいまでの赤ちゃんでは、少々判断が難しいこともあると思いますが、病院での治療やスキンケア・環境へのアドバイスなどを適切に行っていけるようにしましょう。

治療が必要な場合には、アトピーの疑いがあるかどうかを含めて医師が塗り薬などを使っていくのが一般的な乳幼児の治療と言われています。
ここで"ステロイド剤"という治療薬を使うことがありますが、その剤には副作用や薬の強さのレベル、治療期間などについて調べたり、治療を通じて医師に相談して不安を取り除いていきましょう。

犬の乾燥肌の治療やスキンケアについて知りたい！

乾燥肌について、人間と大きく異なる犬の場合では治療や対策としてどのような方法が適切なのか、飼い主さんが迷ってしまうことも多いようです。

まず、犬の乾燥肌の原因ですが、これは人間と変わりなく「湿度が低い」「肌の水分が奪われてしまう」「体内のバランス」という環境面などが大きく影響してしまいます。
犬の乾燥肌では治療をする前に多くの人が何らかのスキンケアを行っていることが多く、お洒落な犬のグッズを取り扱うショップなどでも「肉球用クリーム」や「温泉成分配合のブラッシングスプレー」「乾燥肌用のオイル」などの乾燥肌対策アイテムが揃っています。

ただ、これらのスキンケアアイテムを使っていて、「犬の肌が赤くなってしまった」「フケが多くなった」などの症状が出た場合にはすぐにスキンケアを中止して獣医さんに診てもらうことや適切な治療が必要となってきます。
一番怖いのは"素人判断"でスキンケアアイテムを次々に犬に試してしまうことです。

犬でも「アトピー」のような皮膚の疾患を引き起こすことがあるので、スキンケアを行っても改善しない場合には獣医さんの指導のもとで犬の乾燥肌の治療を行っていくことが一番の方法です。

獣医さんやその犬の乾燥肌の原因などで様々な治療方法やお薬の使い方があると思いますが、基本的には獣医さんの指示や説明を納得できるまで説明してもらいながら犬の乾燥肌の治療をしていきましょう。

フケや赤み、カサつきといったものは犬の乾燥肌のサインです。
室内の湿度を見直したり、シャンプーや食事内容を見直した上でそれらをメモして獣医さんへ行くと治療についても速やかに開始できると思います。

"多汗症"なのに乾燥肌！？　治療方法はある？

乾燥肌と言えば「カサカサしている」「かゆい」など肌がカラカラに乾いているイメージが強くありますが、"多汗症"という肌の悩みを持っている人にも乾燥肌は現れやすいとされています。
ただでさえ"多汗症"をどうにか治療していきたいという気持ちがあるのにそこへ"乾燥肌"まで入ってきてしまうという二重苦になってしまう"多汗症"と"乾燥肌"についての基礎知識と治療方法を見てみましょう。

"多汗症"とは、文字通り「汗を多くかいてしまう」という特徴があります。
全身に及ぶことも、手の平だけ・顔だけと部分的に多量の汗をかいてしまうという状態です。
　
"多汗症"の人は汗を頻繁に拭くためや、汗の蒸発と共に肌水分を失ってしまうことが多いために"乾燥肌"を引き起こしてしまうことが少なくありません。
スキンケアなどでも「保湿効果の高いクリーム」などを使ってしまうと、汗でベタベタと流れてしまうこともあって一人での"乾燥肌"のケアには限界があります。

"多汗症の人の乾燥肌"の治療では、通常と同じように薬や保湿保護の塗り薬での治療をしていくのですが、"乾燥肌"の原因になっている"多汗症"の治療も行った方が良いでしょう。
"多汗症"の原因はストレスなどに起因することもあるので、中には心療内科などの受診を勧められることもあります。
また皮膚科治療としての"多汗症"では、薬を使う「内科的治療」やメンタルな部分での「精神治療」、酷い場合には「手術（外科的治療）」を行っていきます。

"多汗症"の治療が進んでいけば"乾燥肌"を引き起こすことが減っていくことが多いので悩んでいる人は受診と治療をしてみてはどうでしょうか？

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