2012年5月6日日曜日

展開医療研究部|臨床研究センター|京都医療センター


展開医療研究部

展開医療ニュース

これまでの基礎研究成果を患者さんに還元するため、クルクミン療法の心疾患への応用に向けた研究を展開しています。

  • 高吸収クルクミン(セラクルミン)により高血圧性心肥大の患者さんにおいて左室拡 張障害が改善することが臨床試験で示されました。
    平成23年12月16日産経新聞記
                     高吸収クルクミン(セラクルミン)は食品で、薬事法上の効能とは異なります。
                     あくまでご自身の判断でご購入下さい。
                     セラクルミンの入手方法はセラバリューズ社のホームページ 
                     
  • 2011年11月 高血圧性心肥大患者(軽症心不全)を対象とした高吸収クルクミンの臨床試験結果を米国心臓協会(AHA)年次学術集会(オーランド)にて発表しました。
  • 2010年7月 高血圧性心肥大患者(軽症心不全)を対象とした高吸収クルクミンの臨床試験が京都医療センター倫理委員会承認、(UMIN試験ID:R000003851、
  • 2008年3月 天然物ウコンの主成分であるクルクミンが心不全の進行を抑制することを高血圧性心疾患ならびに心筋梗塞後の2つの慢性心不全ラットモデルにおいて証明(J Clin Invest 2008; 118: 868-78、

平成22-24年度 国立病院機構共同臨床研究によるEBM推進のための大規模臨床研究事業に「2型糖尿病を併せ持つ高血圧患者におけるメトホルミンの心肥大・心機能に対する効果の検討」が採用され、臨床試験を開始しました。(研究計画書はこちら→

 

展開医療研究部の紹介

長谷川 浩二 略歴


ニュートロジーナのにきびフェージングの皮
昭和60年 京都大学医学部卒業
昭和60年6月  京都大学医学部附属病院 内科研修
昭和61年6月 社会保険小倉記念病院循環器科
平成1年4月 京都大学大学院医学研究科循環病態学 博士課程大学院
平成5年6月 アルバートアインシュタイン医科大学 博士号取得後研究員
平成8年8月 京都大学大学院医学研究科循環器内科 助手
平成15年10月 国立病院機構京都医療センター 展開医療研究部長

専門医
日本循環器学会循環器専門医
日本内科学会内科専門医/指導医
アメリカ心臓病学会専門医(FACC)
アメリカ心臓協会専門医(FAHA)
日本禁煙科学会認定禁煙支援医

学会、社会における活動(所属学会名、役職等)
平成 12年4月           日本循環器学会 幹事及び第65回学術集会 準備委員長(平成 14 年 3 月迄)
平成 15年7月           日本臨床分子医学会 評議員
平成 16年4月           日本心不全学会 評議員
平成 16年11月         日本心血管内分泌学会 評議員 
平成 16年11月         国際心臓研究学会(ISHR) 評議員
平成 19年12月         日本内科学会近畿支部 評議員
平成 21年10月         国立病院機構ネットワーク共同研究 循環器領域リーダー
平成 22年4月           日本禁煙科学会治療分科会長、国際交流委員
平成 23年8月           NPO法人アジア・太平洋心臓病学会監事
平成 24年2月           国際心血管薬物療法学会 日本代表

 


黄熱病予防接種メイン

展開医療研究部の紹介

食生活の欧米化に伴い、日本でもBMIの増加が顕著となり、肥満、糖尿病、高血圧症、高脂血症を主徴としたメタボリックシンドロームの発症頻度は年々増加し、その最も重篤な合併症である心血管疾患(冠動脈硬化ならびに心筋梗塞後心不全)の発症頻度も急増しています。特にびまん性動脈硬化を来しやすい糖尿病患者におけるカテーテル治療の遠隔成績は極めて悪く、さらにこれら血行再建術は非常に高価です。21世紀の高齢化社会の到来と共にこれからますます増加する心血管合併症の予防法・新たな治療法を確立することは社会的急務です。このような社会的背景の中、展開医療研究部では、喫煙、肥満、糖尿病、高血圧から心血管疾患発症を発症し心不全に至る分子機構を解明し、その予防法、治療法、特に情報伝達機構を標� �とした薬物療法ならびに心筋再生医療の確立に向けた研究を行っています。また安定型狭心症の最も有効な治療法は危険因子の管理であるという最近のエビデンスに基づき、禁煙を推進・啓蒙すると同時に 禁煙治療に関する臨床研究を行っています。

主な過去の研究費

平成 23年度
・ファイザーヘルスリサーチ振興財団 国際共同研究事業
禁煙政策・治療の国際比較による我が国の最適なたばこ対策提言(分担)

平成 22年度
・EBM推進のための大規模臨床研究事業(代表)一次採択
「生活習慣病患者における潜在的うつ状態の大規模実態調査」

平成 22年度
・第9回 循環医学分野 一般研究助成(代表)
「心筋細胞核内情報伝達機構を標的とした創薬による新規心不全療法の確立」
平成 20~22年度
・厚生労働省 科学研究費 政策創薬総合研究事業(ヒューマンサイエンス振興財団)(代表)
「内因性幹細胞の動員・生着・分化と心筋細胞肥大の情報伝達を標的とした新規心不全治療法」

平成 20年度
・EBM推進のための大規模臨床研究事業(代表)一次採択
「喫煙者・肥満者における潜在的うつ状態とその禁煙・減量指導に与える影響」


の割合が過体重または肥満

平成 19~21年度
・厚生労働省 科学研究費 循環器疾患等総合研究事業(分担)
「各種禁煙対策の経済影響に関する研究」

平成 19~20年度
・日本学術振興会 基盤研究B(代表)
「心筋細胞分化・再生と肥大の情報伝達機構解明とそのトランスレーショナルリサーチ」

 


最近の主な論文

  1. Nishi H, Ono K, Horie T, Nagao K, Kinoshita M, Kuwabara Y, Waanabe S, Takaya T, Tamaki Y, Takanabe-Mori R, Wada H, Hasegawa K, Iwanaga Y, Kawamura T, Kita T, Kimura T. MicroRNA-27a regulates beta-cardiac myosin heavy chain gene expression by targeting thyroid hormone receptor beta-1 in neonatal rat ventricular myocytes. Mol Cell Biol 2011; 31: 744-755
  2. Kaichi S, Hasegawa K, Takaya T, Yokoo N, Kawamura T, Morimoto T, Ono K, Baba S, Yamanaka S, Nakahata T, Heike T. Cell line-dependent differentiation of induced pluripotent stem cells into cardiomyocytes in mice. Cardiovasc Res2010; 88: 314-323
  3. Horie T, Ono K, Horiguchi M, Nishi H, Nakamura T, Nagao K, Kinoshita M, Kuwabara Y, Marusawa H, Iwanaga Y, Hasegawa K, Yokode M, Kimura T, Kita T. MicroRNA-33 encoded by an intron of Srebp2 regulated HDL in vivo Proc Natl Acad Sci U S A 2010; 107: 17321-17326
  4. Sunagawa Y, Morimoto T, Takaya T, Kaichi S, Wada H, Kawamura T, Fujita M, Shimatsu A, Kita T, Hasegawa K. Cyclin-dependent kinase-9 is a component of p300/GATA4 complex required for phenylephrine-induced hypertrophy in cardiomyocytes. J Biol Chem2010 ;285:9556-9678
  5. Horie T, Ono K, Nishi H, Nagao K, Kinoshita M, Watanabe S, Kuwabara Y, Nakashima Y, Mori RT, Nishi E, Hasegawa K, Kita T, Kimura T. Acute Doxorubicin Cardiotoxicity Is Associated with miR-146a-induced Inhibition of the Neuregulin-ErbB Pathway. Cardiovasc Res 2010; 87: 656-664
  6. Nishi H, Ono K, Iwanaga Y, Horie T, Nagao K, Takemura G, Kinoshita M, Kuwabara Y, Mori RT, Hasegawa K, Kita T, Kimura T. MicroRNA-15b modulates cellular ATP levels and degenerates mitochondria via Arl2 in neonatal rat cardiac myocytes. J Biol Chem. 2010; 285: 4920-4930.
  7. Takaya T, Kawamura T, Morimoto T, Ono K, Kita T, Shimatsu A, Hasegawa K. Identification of p300-targeted acetylated residues in GATA4 during hypertrophic responses in cardiac myocytes. J Biol Chem 2008; 283:9828-9835
  8. Morimoto T, Sunagawa Y, Kawamura T, Takaya T, Wada H, Nagasawa A, Komeda M, Fujita M, Shimatsu A, Kita T, Hasegawa K. The dietary compound curcumin inhibits p300 histone acetyltransferase activity and prevents heart failure in rats. J Clin Invest 2008;118:868-878
  9. Miyamoto S, Kawamura T, Morimoto T, Ono K, Wada H, Kawase Y, Matsumori A, Nishio R, Kita T, Hasegawa K.
    Histone acetyltranferase activity of p300 is required for the promotion of left ventricular remodeling following myocardial infarction in adult mice in vivo. Circulation 2006; 113: 679-690
  10. Kawamura T, Ono K, Morimoto T, Wada H, Hirai M, Hidaka K, Morisaki T, Heike T, Nakahata T, Kita T, Hasegawa K. Acetylation of GATA-4 is involved in the differentiation of embryonic stem cells into cardiac myocytes. J Biol Chem. 2005;280:19682-19688
  11. Hirai M, Ono K, Morimoto T, Kawamura T, Wada H, Kita T, Hasegawa K. FOG-2 competes with GATA-4 for a transcriptional coactivator p300 and represses hypertrophic responses in cardiac myocytes. J Biol Chem. 2004 ;279:37640-37650.
  12. Kawamura T, Ono K, Morimoto T, Akao M, Iwai-Kanai E, Wada H, Sowa N, Kita T, Hasegawa K. Endothelin-1-dependent nuclear factor of activated T lymphocyte signaling associates with transcriptional coactivator p300 in the activation of the B cell leukemia-2 promoter in cardiac myocytes. Circ Res. 2004 ;94:1492-1499.
  13. Yanazume T, Hasegawa K, Morimoto T, Kawamura T, Wada H, Matsumori A, Kawase Y, Hirai M, Kita T. Cardiac p300 is involved in myocyte growth with decompensated heart failure. Mol Cell Biol 2003;23:3593-3606

 

各研究グループの紹介

(クリックすると各ページに飛びます)



 

→臨床研究センタートップページ



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